通信制高校の学費は基本的に全日制高校と比べて安くなっています。
また、私立の通信制高校では公立と比べて若干高くなっていますが、その分eラーニングや個別指導が充実しているといったメリットもあります。
通信制高校を選ぶ際には学費で選ぶことも重要ですが、自分が希望するサポートが揃っているのか調べることも重要となります。
通信制高校の学費はなぜ安い?
通信制高校は全日制高校のように毎日通学する必要がなく通信による授業となっているので、建物や人件費を抑えることができ授業料がかなり安くなっています。
公立の私立高校では就学支援金で支払える程度の学費を設定しているところもあるので、実質授業料負担なしで通うことも可能となっているのです。
また、全日制の高校では授業料以外にも制服代や通学代などが必要となるため、実質的な負担の面でも通信制高校の方が費用を安く抑えることが可能となっています。
専門コースも安く通うことが出来ます
通信制高校の中には調理師や美容師などの資格取得を目指したり、情報技術や漫画・アニメ関係の技術を習得したりする専門コースを用意している学校もあります。
これらの専門コースではもちろん授業料も高めになっていますが、専門学校と比べるとかなり学費は抑えられているといえるでしょう。
また、中には通信制高校と専門学校とのWスクールによって、より専門的な技術や知識の習得を目指している学校もありますが、この場合でも専門学校の学費が割引となる学校が多いため、全日制高校を卒業して専門学校に通うよりもお金と時間を節約することが出来るといえるでしょう。
学費が安い学校を選んだ方がいい?
通信制高校を選ぶ際に学費というのは大きな判断材料にはなりますが、学費が安いからという理由だけで学校を選んでいたのでは後々後悔することになるかもしれません。
公立の通信制高校では私立校と比べるとサポート面ではどうしても劣ってしまうので、自ら学習して単位を取得していく強い意志が必要となります。
一方、私立の通信制高校では個別指導や担任制度など、自宅学習に行き詰まった際にもサポートが充実しているので卒業率も高めとなっています。
このように、通信制高校を選ぶ際には自分の性格や生活スタイルなどを十分に考慮して、自分に適した学校を選択することが重要となっています。
また、将来就きたい職業が決まっている方は希望する専門コースの有無というのも学校を決める大きなポイントとなります。
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